正方形5つを、辺同士でつなぎ合わせたあわせてできる12片を使ってできるパズルです。
平面上で、縦×横のサイズで、6×10 , 5×12 , 4×15 , 3×20 などの長方形に敷き詰めたり、
8×8の正方形について、4隅を削った形や中央の4つを抜いた形などに敷き詰めるのが一般的です。
ロシアでも古くからペントミノは知られており、アレクセイ・パジトノフ氏は、自身の開発したコンピュータ
の性能評価のため、ペントミノを元にしてテトリスを作りました。どおりで似ているなぁと思った人も多かっ
たことでしょう。
そうそう、初めての人がペントミノをするときのコツをお教えしましょう。それは、テトリスと同じように、
できるだけ、凹凸をならすようにピースを埋めてゆくのです。ですから、入りにくいと思われる形は、できる
だけ早めに片付けておきましょう。さらに、6×10の図で水色表示されているパーツは、できるだけ最後ま
でとっておきましょう。
ペントミノを正方形ではなく、キューブ(立方体)を用いて作ると、いろいろな立体にも組むことができます。
次の写真は、木のキューブを用いて作ったペントミノ片です。
合計60個のキューブを用いているので、すべてのピースを用いて直方体の形に組む場合、
5×4×3 , 5×6×2 , 10×3×2 に組みます。
5×4×3の直方体が入る箱を厚紙などで作っておくと、持ち運びに便利です。
もっとも、この箱詰めの1つの解は覚えておく必要がありますけれど・・・。
また、+型とW型を除くピースの、縦横2倍・高さ3倍の形を作ることもできます。
キューブで作ったペントミノは、この他にもいろいろな組み方があります。
様々な本に取り上げられていますので、機会があればご覧下さい。
このように、ペントミノは1セットあればいろいろな楽しみ方ができ、キューブパズルの王様といえます。
キューブ(立方体)4個以下を面と面で貼りできる形の中で、どこかに凹凸のあるもので構成されたパズルです。
これよりできるピースは、4個を用いたもの6片と、3個を用いたもの1片の計7片があります。
使われるキューブは27個で、これらを用いて3×3×3の立方体に組むことができます。
このパズルは、デンマークの詩人で数学者のピェット・ハイン氏によって考案されたパズルで、
7片の一部またはすべてのピースを用いて、いろいろな形に組むことができます。
3×3×3の立方体に組む方法だけでも240通りの解がありますので、この組み方だけでも
充分に楽しめます。くれぐれも、はまりすぎないよう、ご注意下さい。
え、何。このパズルもコツを教えろと言うのですか?
そうですねぇ。では、少しだけ・・・。
?3次元的な形のピースは入りにくい。早めに片付けるべし。
?小さいピース(立方体の使用個数が少ないもの)は入りやすい。最後まで取っておくべし。
キューブ(立方体)4個を面と面で貼り合わせてできる8種類のピースを用いたパズルがテトロミノです。
キューブは合計で4×8=32個あるので、8片を用いて各片の2倍体(縦横高さすべて2倍のもの)
を作ることができます。
テトロミノも、先に紹介した2つのパズル同様、いろいろな形に組むことができます。
「自分自身で新しい形を作り出す」という意味では、もっとも適したパズルかもしれません。
キューブ(立方体)4個を縦横2×2に貼り合わせてできたものと、キューブ2個を貼り合わせたものを
組み合わせると9種類のピースができます。
また、同じキューブ(立方体)4個を縦横2×2に貼り合わせてできたものと、キューブ1個を
組み合わせると2種類のピースができます。
用いたキューブは、6×9+5×2=64個となり、これら9片を用いて 4×4×4 の立方体に
組むことができます。
このパズルは別宮利昭氏の考案によるもので、箱詰めパズルとしては非常におもしろく、私自身は
ペントミノと並んで、非常に気に入ってます。
えー!。これもヒントを教えろですって!?。
そんなの必要ないですよ。だって、ソーマキューブに同じですもの。あ、言っちゃった。
このパズルも、先のヘレネ同様、別宮利昭氏によるものです。
2×2×1の平板2つを面(の一部)どうしを貼り合わせてできるピースは10片あります。
これらの内8片を用いると、4×4×4の立方体に組むことができます。
また、10辺すべてを用いると4×4×5に組むことができます。
パズルとしてはかなり難しい方だと思います。
このパズルは、小さな子どものために作ったパズルです。
正方形4つを平面上で辺同士をつなげてできる5辺と、正方形3つをL型にしたもの、および2つを
つなげたもので作られています。正方形25個を使っていますので、正方形に組むことができます。
また、正方形3個及び2個を使った小さなピースがあるので、非常に融通が利きます。
このパズルは、先の25パズルの次のステップとして作ったパズルです。ペントミノでは少し難しいという人
にもうってつけです。このパズルは、正方形2つを辺でつなげてできる長方形(ドミノ)に、正方形1つ or
2つの長方形 or 3つの長方形をつなげてできるピースの内、凹部を持つピースを用いてできています。
使用する正方形の個数は36個になりますので、正方形に組むことができます。
一方、3×6×2,3×4×3 のように、立体に組むこともできます。ペントミノも立体に組めましたが、
こちらのパズルは小さいピースが多いため簡単に組むことができます。ペントミノを立体に組むのは難しすぎる
という方の練習に、最適なパズルです。
このパズルは、25パズル・36パズルがあるなら、49パズルも作ろうということで、考えたものです。
各ピースは、「正方形3つでできる長方形 + 正方形2つ、または3つでできる長方形」の内、凹部を持つ
ものを使用しています。
使用する正方形の個数は49個になりますので、正方形に組むことができます。
このパズルの各ピースは、正方形を5つまたは6つを用いたものばかりです。このため、先の2つのパズル
に比べて、ピースが大きく、格段に難しくなりますので、ご用心下さい。
さて「64パズル」はどうしたんだ、という方がおられるようでしたら、ペントミノ+「2×2の正方形」
をお作り頂ければ、幸いです。81以上のパズルについては、各自でお考え下さい。
ペントミノではチョット難しすぎるなぁ・・・という方に、お薦めです。
各ピースは、「正方形5つ以下の辺同士をつなげてできるピースで、凹部を持つもの」で構成されます。
ペントミノ12辺中、真っ直ぐのものを除く11片と、テトロミノ3片、トロミノ1片を用います。
正方形の合計は70になるので、平面では7×10に組みます。立体では5×7×2に組みます。
「100均パズル・ピラミッドパズル」
ここ数年で急に増えた100円均一ショップは、私も非常によく行きます。最近行った「ダイソー」で、
たまたまパズルが何種類か売っていました。定められた形に組んでゆくタイプのものとして、2つがあり
その内のひとつが、このピラミッドパズルです。
ピラミッド・パワー(?)の神秘性の割には、何ということないパズルでした。今は飾っています。
「100均パズル・六角パズル」
このパズルの各ピースは、菱形(正確には菱餅形)3つをつないだピースでできており、6ピースが
3次元的に菱形を貼り付けてあります。
これは「フェイブス」というスイスのパズルということが、本にでていました。
やってみると、このパズルは、そこそこやりごたえのある楽しいパズルでした。
これら2つのパズルは100円なので、どうしても仕上がりが雑です。しかし、ソーマキューブなどの
パズルが本屋で1000円で売られていることを思うと、得した気持ちになってしまいます。
「ヘキサモンド(テンヨー)」
株式会社テンヨーは、まさに私がパズルにはまるきっかけを与えた会社です。私がまだ小学校入学直後、
プラパズルの「ペントミノ(平面)」にすっかりハマッテしまい、抜け出せなくなったのです。その次には
ヘキサモンド,そして立体ペントミノ,ヘキソミノ,絵合わせ(数字を並べるものの絵合わせ版)など、次
から次へと手当たり次第にやって行きました。今思っても、よくもまぁ、こんなにパズルばかりやってい
たものだと思います。自分で言うのも何ですが、次から次へと見事にパズルを組み上げていました。
さて、このヘキサモンドですが、正三角形を6つつなげてできるピースからできています。現在は写真上
のような組み方をしていますが、昔はおむすび型(下側)の右側のような組み方をしていました。組む形が
違うと、各ピースのどれを早く使うのか、できれば後に残しておくピースはどれなのか、ということが全
く異なってきます(ペントミノなどの正方形ベースのパズルでは考えられなかったことです)。さて、当時
の私は、2片でできる同じ形や、2片以上でできる対称形をいかにその中に組み込むか、ということを課
題にしてひたすらパズルを組む毎日でした(一応言っておきますが、友達と外で遊ぶのも好きでしたよ)。
現在、親子でヘキサモンドを楽しんでいます。
「ヘプタモンド(テンヨー)」
このパズルの各ピースは、正三角形を7つつなげてできています。難易度はヘキサモンドの数倍高く、
そこそこやりごたえがあります。
難易度が高いと言っても、諦めないでください。テトリスの三角形版のつもりで、凹凸をうまく埋めて
ゆくのです。何度もやって行くと、次第に最後の最後に埋めやすい、キーとなるピースが見えてきます。
現在、テンヨーでは昔ほど多くのパズルを扱っていません。もっと色んなパズルを売り出して欲しいと思
っています。100均のパズルとは比べものにならないほど綺麗なパズルですから。
次の写真は、昔懐かし、テンヨーの絵合わせパズルとヘキソミノ、そしておよそ50年前に父が姉に購入した立体ペントミノです。